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2008/02号

温もりのある懐かしい風景。「昭和」の面影を残した市場街

(姫路市忍町・久保町)




 当フィルムコミッションへのロケ地に関する問い合わせや照会は実に多様だが、昨今もたらされるリクエストで多いのが「昭和」。昭和の中頃を彷彿とさせる建物や街並み、田園風景などである。

 そうした「昭和」の面影を残している1つが、今回紹介する市場街である。山陽電車姫路駅の西側、忍町から久保町にかけての一帯で、青果、乾物、魚介、塩干物等を扱う卸売商が軒を連ねている。

 昭和30年頃には200軒以上の店が集まり、姫路市内はもとより周辺の市や郡部から毎朝5、6千人もの小売商が詰めかけたと記録にあるが、昭和32年に同じ市内の手柄地区に市営卸売市場が開設され、大半の業者がそちらに移ったため、残念ながらその後は衰退の一途をたどっている。

 特にここ数年はシャッターを下ろしたままの店が増え、また店の跡地にマンションが建ったりもしているが、それでも数十軒は今も健在で、いまだ薄暗い早朝から店内には煌々(こうこう)と灯りが点り、市場街らしい活気を醸し出している。

 店舗のほとんどが「昭和」の匂いが残るモルタル塗りの木造で、店先に張り出した雨除けのテントも、ペンキで描かれた看板もどこか懐かしく、前掛けをしたオヤジさんやエプロン姿のお母さんたちが軽口を交わしながら客と応対し、その前を荷台の大きい武骨な運搬用の自転車や手押しの荷車が行き交うなど、どこか雑然とした庶民的な雰囲気を漂わせている。

 周辺の民家も数棟のマンションを除けば大半が築数十年と思しき木造家屋で、こちらもいかにも下町の風情。かなり幅広い角度を通して「昭和」を再現できそうである。いつまでこの懐かしい風景が残っているのか、それを考えると、ぜひ今のうちに映像に取り込んでおきたいレトロ感いっぱいの一画である。

姫路へ行こう!今月の話題はこれ

「書写山ロープウェイ・乗客を運んで50年」



 書写山は、姫路市西北部の位置にあり標高が371mあります。「西の比叡山」とも呼ばれ、平安中期に建立された天台宗三大道場の一つ円教寺の本山が山上にあります。
 その山上へ行くのに利用されます、書写山ロープウェイは、昭和33年に開業されまして、今年の3月19日に50周年を迎えられます。
 その書写山ロープウェイでは、50周年を記念しまして様々なイベントが開催されます。

 まず、「書写山ロープウェイありがとう!50周年記念クイズ」と題したクイズがあります。問題は、書写山で撮影されたハリウッド映画は?

1.ラストサムライ 2.ジュラシックパーク 3.スターウォーズ となっています。

 正解者の中から抽選で神姫バス、姫路〜長崎線ペア往復乗車券1名、他計50名の方に商品が用意されています。応募方法は、郵便番号、住所氏名、電話番号、クイズの答え(番号)を明記のうえ、葉書又はメールにて書写山ロープウェイへ。また、書写山ロープウェイにも応募箱を設置されています。応募期間は、平成20年2月1日から3月31日までとなっています。

 そのほかに、3月19日(水)から4月10日(木)の期間「書写山ロープウェイありがとう!50周年記念ゴンドラデコレーション」として、50周年を記念して飾り付けされたゴンドラが運行されますし、「書写山ロープウェイありがとう!50年のあゆみ写真展」として、書写山ロープウェイ山麓駅待合所で、書写山ロープウェイ50年の軌跡の写真が展示されます。
 また、「書写山ロープウェイありがとう!50周年目第1便乗車プレゼント」として、3月19日の第1便(8時30分発)の乗客には粗品がプレゼントされます。

 ぜひこの機会に、ハリウッド映画「○○○サ○○○」が撮影された書写山へお越しください。

連絡先は、下記のとおりです。
姫路市 書写山ロープウェイ
〒671-2201兵庫県姫路市書写1199−2
TEL:079−266-2006
FAX:079−266-2054
メール:mt-shosha@shinkibus.com

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