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「ちりめん細工」は、江戸後期から明治･大正時代にかけて、都市部の裕福な階層の女性たちに愛されてきた伝統手芸です。昭和時代に入ると、材料となる伸縮性のある「二越縮緬」が生産されなくなり、生活文化の変容とともに一気に退潮しました。

40年近くに亘って「ちりめん細工」の再現、復興に携わってきた日本玩具博物館では、現代的な暮らしにおけるちりめん細工の楽しみ方を提案してきました。この度、当館ちりめん細工の会･講師の皆さんのご協力のもと、日本ヴォーグ社より『ミニサイズで一年中楽しめるちりめん細工とつるし飾り』(当館館長・井上重義著／2024年1月28日刊）を出版。

本陳列では、新刊の出版を記念して、本書に掲載された作品を中心に、約50組を展示します。ちょっとした空間でも、手作りの味わいと季節感を楽しんでいただける作品群、―常設展示の「江戸と明治のちりめん細工」「四季を彩るちりめん細工」と合わせて、伝統手芸の世界をご堪能ください。

〚開催日時〛

2024年2月22日(木)～2025年3月31日(月) / 10:00～17:00

〚開催場所〛

日本玩具博物館 3号館 ちりめん細工展示コーナー

〚入館料〛

一般：600円 / 高校・大学生：400円 / 子ども(4歳以上)：200円

〚休館日〛

水曜日、年末年始 (12/28～1/3)　※祝日の場合は水曜日開館

※詳細につきましては、ページ下部にある公式HPをご確認ください。