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武神祭(鬼追い) <魚吹八幡神社>

  • 開催日:2018年3月31日(土)~2018年3月31日(土)
  • 開催場所:魚吹八幡神社

「津の宮の提灯まつり」などで有名な魚吹八幡神社では、節分の追難神事・鬼追いの行事が3月末に行われます。
元来は京都宮中の伝統行事と同じく毎年1月14日に行われていましたが、明治30年頃に伝説に従って3月7日となり、昭和60年頃から現在の時期に定められました。
この武神祭は、天平宝字8年(764)3月7日、外国からの襲来に対し、播磨国の国司であった藤原貞国が魚吹八幡神社に勝利を祈願したところ、五色の鬼 が現れ、敵船を沈没させたという故事に由来しています。
鬼が去った後には鬼面が残されており、これを魚吹八幡神社の神宝としたといわれています。
祭りではまず鬼の舞が奉納され、その後当番の村が献饌した餅で餅まきが行われ、終焉を迎えます。
鬼舞行事を奉納するのは「社家」と定められています。
平安時代に京都から社務のために西下した山田別当、河田別当が一貫して行ってきた鬼舞ですが、現在でも尚、宮内に社家として七家があり、この伝統を引き継いでいます。
社家の長老が祝詔を奏上し、続いて水干・小袴に烏帽子姿の子ども2人(社家の子ども)が大神の舞を踊ります。
その後いよいよ鬼舞となり、本殿に5匹の鬼 が現れます。
親鬼は大槌とたいまつを持つ赤鬼と、手鉾を持つ青鬼の二人です。ほかには再来子の赤鬼、刀と松明を持ち、善界と呼ばれる小鬼、刀と鉾を腰に帯 び、長刀を手にした青鬼が登場。
互いにかけ声を発しながら、力強い舞を奉納します。 祭りの日の早朝、22部落の中でこの年の当番となっている1村が、鬼鏡餅第一斗3個、中・小合わせて計42個の餅を壇尻で曳いて献納。
16時頃の鬼舞の終了後、参拝者たちにまかれます。
また、この祭りは「津の宮鬼追い」の別称でも知られ、市内の神社で行われる代表的な鬼追いの行事として、平成18年(2006年)3月、姫路市の無形民俗文化財に指定されることになりました。
氏子地区が24年目ごとにまわってくる輪番として担当する『献納行事』と、鬼舞によって除災を行う『追儺の行事』から成り立つ貴重な民俗行事であること、継承基盤がしっかりとしていることなどが評価されました。
なお、寺院に残る鬼追いの代表例としては、姫路市内では他に「書写山圓教寺鬼追い会式」が平成14年8月に無形民俗文化財に指定されています。

 

このページには毎年恒例の祭り情報を掲載しています。
最新情報は姫路観光なびポート(TEL 079-287-0003)までお問い合わせください。

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